寒い季節は体が冷えて苦手という女性は多いですよね。
冷えは健康面だけでなく、美容面でも悪い影響があるので、女性は気をつけたいですね。
特にお尻や太腿にできてしまうセルライトは、冷えがあると落ちにくくなります。
日頃から運動しない方は、食べた分だけセルライトができてしまうとお悩みの方も多いようです。
今回は落としにくい
セルライトをつきにくくする毎日の生活習慣についてお話したいと思います。
セルライトの正体とは?
セルライトとは?
セルライトの元になるのは脂肪です。
食べたものは本来はエネルギーとして燃えてなくなりますが、
使いきれずに体に残ってしまうと脂肪として蓄えられます。
いずれ食べ物がなくなった時に、
燃料として体の熱やエネルギーを作り出すためにせっせとため込んでいる脂肪ですが、
飽食の今の時代にはため込むばかりで使う機会はなかなかありませんね。
脂肪は温度が高いと緩やかに溶けますが、
温度が低い時には冷えて固まるという性質があります。
この性質にしたがって、
私たちの体温が低い時には脂肪が体の中で冷えて固まってしまうのです。
この冷えて固まった脂肪組織が、
セルライトの正体です。
皮膚に覆われて普段は見えにくいですが、
お尻や太腿にグッと力を入れるとデコボコと見えるもの、
これがセルライトなのです。
セルライトは冬にできやすい?
お尻や脚に力を入れるとデコボコとして見えるセルライト。
おしゃれをしてスカートをはいても、
セルライトが見えると恥ずかしいですよね。
セルライトはエネルギーとして使いきれなかった脂肪が、冷えて固まったものです。
普段は皮膚に隠れて気になりませんが、
少し力を入れると大きな塊がデコボコと浮き上がってくるのでわかりますね。
冬は気温が低く、体温も低い時間が長いですね。
脂肪は一度固まると、組織がくっつきあって大きく固まりますので、
夏のように気温が高くなっても溶けにくくなります。
そのため一度セルライトができると、多少の運動やダイエットでは落としにくくなるのです。
冬は寒くて動くのも面倒という声が多いですよね。
寒い⇒動かない⇒セルライトがつくという悪循環をくり返すことになってしまうのです。
セルライトは下半身につきやすい
セルライトが目立つ部分は下半身に集中していることにお気づきですか?
下半身は上半身と比べて、体温が低くなります。
内臓のように温度を高くして守る必要がないために、
自分で動かさない限り、気温と共に体温も下がってしまう傾向があります。
足踏みをしたりもも上げをするなど、
こまめに動かせば温かくなるのですが、お仕事や家事に忙しいとなかなかできませんよね。
そのため女性は下半身の体温が下がってしまい、
冷えが進みセルライトもつきやすくなるのです。
↓セルライトはお尻や太もも【下半身】に出来やすい理由は?↓
日常生活でセルライトを作らないためには
一度ついてしまったセルライトを解消することは難しいので、
日ごろから体温を上げて脂肪を燃焼しやすい体を作ることが一番大切です。
体温を1度上げると免疫力もアップすると言われていますので、
美容面でも健康面でも体温を上げることは重要なのです。
忙しい毎日では体温のことばかり考えていられないと思いますが、
日常生活に簡単に取り入れられることなら、
自然と変化を感じることができるのではないでしょうか。
そこで食事編と運動編に分けて、
セルライトを作らない毎日の生活習慣を見てみましょう。
セルライト予防<食事編>
食事に関しては、
次の3点を守りましょう
1、栄養バランスのいい食事を取る
栄養バランスのいい食事を取ることは、
老廃物をためすぎないことにつながります。
栄養バランスが悪い食事をしている方ほど、
お腹が空いた感覚が強いという研究結果もある通り、
偏った食事をしていると必要ない物まで食べたくなってしまうのです。
例えば亜鉛が足りないと味覚が鈍くなるので塩辛い物が食べたくなりますし、
鉄分が足りないと満腹感が薄くなり、
おなかいっぱいになるまで満足できないということがおきるのです。
そのため一食一食、栄養バランスよく食べることで、
体に必要な栄養を取り入れ、余分なものを食べなくても満足できるようにすることが大切です。
2、温かい物を食べる
冷たい飲み物をやめて、
温かい物を選ぶようにしましょう。
体の内側から温めることで、血液循環もよくなります。
3、詰め込み食べはしない
お腹がいっぱいになるまで食べてしまうと、
胃腸の消化が追い付きません。
しっかり食べていても消化できなければ栄養を取り入れることができなくなります。
するとますますドカ食いが止まらないという悪循環になります。
食事はあと一さじ、あと一口を残して食べることを心がけましょう。
おすすめの食事
1、温スープ・・・朝に温かいスープを食べることは、体温を上げて一日の燃焼を促すことになります。特に野菜や鶏のささ身などを入れた温スープを食べると、ミネラルとタンパク質をとることができて栄養面でも優れています。食べるときには生姜や唐辛子などの薬味を入れると、さらに体が温まりますね。
2、温サラダ・・・サラダというと生の葉物というイメージですが、これは体を冷やす作用が大きいようです。サラダを食べるなら、火を通した野菜にしましょう。特にニンジンや大根、ゴボウなどの根菜類はよく噛むことで顔周りの運動にもなります。
3、白湯・・・暖房の効いた部屋では冷たい飲み物が欲しくなりますが、体の内側から冷やすことはおすすめできません。のどが渇いたときには白湯を飲みましょう。アツアツにする必要はありません。飲みやすい温度で、時には常温でも構いませんので少しずつ飲むようにしましょう。
セルライト予防<運動編>
運動をする時には筋肉を育てることを意識しましょう。
ダイエットと考えると、
有酸素運動を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし有酸素運動で脂肪を燃焼するには時間がかかります。
毎日1時間続けて走る時間を確保することは、難しいですよね。
筋肉は何歳になっても育てることができますし、
短い時間でも、きちんと負荷をかけたトレーニングをすることで徐々に育てることができると言われています。
そのため脂肪燃焼に導くためには、
筋肉を育てることが効率がいいと考えられるのです。
筋肉は伸びたり縮んだりするときに熱を作り出します。
筋肉が育てば少しの動きでもこの収縮が起きるので、熱を作ることができます。
つまり体温を上げることにつながるのです。
しかし女性は筋トレをすると足が太くなるのでは、
と心配する方もいますよね。
そこでこちらでは女性らしさを失わない、
丸みを残した脚にするための筋トレをご紹介します。
筋トレはすべてゆっくりとした動作で行いましょう。
動きのある時に息を吐くことが基本の呼吸です。
回数はご自分のできる回数を行いますが、
楽にできるようになったら1回ずつ増やすといいでしょう。
ワイドスタンスのスクワット
1、足幅を広くして立つ
2、腕を胸の前で組む
3、お尻を後ろに突き出すようにして、腰を落としていく
4、太腿が床と平行になったら、止まらずに腰を上げていく
5、膝が伸びきらないうちに、再び腰を落としていく
6、3~5を10秒かけて行う
ワイドスタンスというのは、足幅を広くすることです。
脚を閉じてスクワットを行うと、太腿の前側に効いてきます。
すると膝の上の筋肉が発達してしまい、
自転車選手のようなたくましい太腿になります。
女性らしい丸みを失わないためには、
足幅を広くして、太腿の後ろ側を鍛えましょう。
このスクワットは太腿の後ろ側からヒップラインにかけて効いてきますので、
脚は細く見えつつ筋肉を育てることにつながります。
バックキック
1、床に両手と両ひざをついて四つん這いになる
2、右足の膝を伸ばし、後ろ側に高く持ち上げる
3、左足とクロスするように、左斜め下に下げる
4、膝は伸ばしたまま、今度は右上に振り上げる
5、3~4を10秒かけて行う
バックキックは特にお尻の筋肉を育てることのできる筋トレです。
右足の後には左足も行いましょう。
お尻の位置を持ち上げて、たるみのない美尻に導きます。
体幹トレーニングのブリッジ
1、床に仰向けになり、膝を立てる
2、手の平を下に向け、腕を床に伸ばす
3、肩と足裏がずれないように、お尻を持ち上げていく
4、肩から膝が一直線になる所で5~10秒キープ
5、ゆっくりとお尻を下ろしていく(ドスンと落とさない)
ブリッジは背中からお尻、太腿にかけて鍛えることができます。
キープするとプルプルと震えることがありますが、
徐々に筋肉が育つにつれておさまります。
この3つの筋トレは特に体の後ろ側を鍛える方法ばかりです。
前側の筋肉は見た目にもたくましさを与えてしまいますが、
女性らしさを残したいなら、こちらのトレーニングをおすすめします。
お尻と太腿は特にセルライトができやすい部分なので、
鍛えることで筋肉を育て、余分な脂肪がつくことを予防しましょう。
セルライトを作らない生活習慣 まとめ
今回は女性に多いセルライトについてお話しました。
寒い季節に動かないでいると、
いやなセルライトがついてしまいます。
毎日少しずつでも筋トレや食事を意識することで、
セルライトのつきにくい体質づくりに役立ちます。
忙しい毎日でも食事はとりますよね。
その食事を少し変えるだけでも体温を上げて、
セルライト予防ができると思うとうれしいですよね。
筋トレも短い時間でできる方法ばかりなので、
ぜひ毎日の習慣にしてくださいね。
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